「ジリリリ・・・」という目覚まし時計の音で起床。
私は日曜日でも普段と変わらずに同じ時間に起きます。
前日にいくら遅く寝てもほぼ関係なくです。これは自分の意思とは別に体内時計がそうしているのです。
ですから(休日にはゆっくり朝寝する)人の気持ちが分かりません。(年齢的なことも関与してるかも…でも若い頃からそうでした)
さて、いよいよ今日は山登りに行きます。
その山は私が毎日ながめている「
氷上山(ひかみさん)」と呼ばれている山で、標高が874.7m。大船渡市と陸前高田市の境界に位置し、山頂周辺からは北方に五葉山、早池峰山、西方に室根山、焼石連峰、南方に陸前高田市街、高田松原海岸、広田湾、そして太平洋が見渡せる・・・ようですが、はたして今日は見えるでしょうか?
あ、あの今更なのですが、私は
登山は全くの初心者です。というより初体験かも?
近年、いろんな方からお誘いを受けたりして、山登りというものを少し意識し始めていました。
でも体力的に自信が持てずに躊躇し続け、ずるずると今日に至っておりました。
ですので、今回あえて私にとって「悲願の山登り」とさせていただいた次第です。
たぶん、たぶんですが^^この
氷上山は初心者にも比較的やさしい山登りができるコースだと勝手に思いこんでいましたので、きっと自分の体力でもいけるはず、「まず最初の
登山は
氷上山から」と秘かに決め込んでいたのです。
さて、まずは気になるお天気はどうかと空を見ると、薄曇りでも雨の心配はなさそうで、気温もまずまずで穏やかな日になりそうです。集合時間までに余裕があるので、いつものように新聞に目を通し、ネットでメールをチェックした後、女房と息子を起こすことに。
集合時間に余裕を持って到着(わが家から1分位の集合場所)すると、ほとんどの参加者はすでに集まっていました。そこで初めて参加者の皆さんとご対面ですが、2~3人を除いてはすでに面識がある人たちで、老若男女(?)総勢20人の
登山会となりました。
その後、玉山コース
登山口のある霊泉玉乃湯付近の駐車場に移動し下車した後、
氷上山山頂めざしていざ出発となったのでした。
この後の行動については観光ガイド風に書けそうもないので詳細は書きませんので、
登山コースの情報が必要な方は別サイトを検索してください。(^^)
いずれ何の下調べもないまま参加したのでコースの事など何も分からず、皆に遅れをとらないようただひたすら歩を進めていったのです。傾斜がきつい坂道にさしかかると間もなく息切れがしたり、足が上がらなくなったりしてきました。道端に落ちていた杉の枝を見つけ杖にしましたところ、少しは辛さが緩和されたように思いました。
参加者の内の6人(我が息子含め)が小学生でした。なぜか彼らが先導したのですが、やはり若い彼らのペースが少々早いと感じました。主催者の方が注意を促しながら無理のないペースを保ちつつ、何度もこまめに休憩をとりながらアップダウンを繰り返し、一歩一歩と頂上を目差していったのです。
やがて開けた平地に到着しました。「
祈祷ヶ原」と呼ばれるその場所は以前に何度も写真で見たことがある場所で、なぜか初めて来たはずなのに懐かしく感じました。しかし、楽しみにしていた太平洋の眺望は霧と逆光に遮られ、イメージしていた真っ青な風景ではありませんでした。
その場では主催者の方から振る舞われた芋の子汁をごちそうになり、とてもおいしく幸せな気分になりました。厚く感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
食事後、その場所から所要時間15分の山頂を目差し、無事その場所に立つことができました。
登山者がめざすその最高地点に立ったのです。
とにかく初体験の私は、ただただ足元しか見えず余裕を持って景色など楽しむことはできそうもないと思いましたが、せっかくカメラを持っていったので休憩時間にはできるだけその様子をカメラに収めようと努めました。実際風景としてはほとんど落葉状態で紅葉を楽しむ風情などなかったのですが、落ち葉を踏みしめながらの晩秋の山登りが心地よい(?)汗とともに忘れることのできない出来事になったと思います。息子が小学生のうちに何とか一緒に登山をしたいという悲願が達成できたことを今回の最大の喜びにしたいと思います。あわせて、主催者や同行していただいた皆様にお世話になり深く感謝申し上げます。また次の機会もあるということなので、その時になったら考えたいと思いました。^^(辛さも忘れません…山登りがお好きな方々の心理など到底理解に及びません(^_^;)一度だけでは・・・ね)
(そろそろ足の筋肉に異変が・・・(^o^;))
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